手ごわい坐骨神経痛

ヘルニアが原因で右膝から下に痛み・しびれが出ている20代の女性の患者さんがいらっしゃいました。

約1ヶ月前に痛みやしびれが出始めて、朝起きた時と痛み止めが切れた時が一番痛みが強いそうです。お話を伺うと特に一番つらい朝起きた時の痛みが少しでも和らげばいいなぁということでした。朝は痛みで起き上がるのに1時間近くかかるそうです。

現在は週2回の間隔で3回の施術が終わりました。初めの施術の際はほとんど変化がなく症状としては悪い状態です。

ヘルニアの状態をみるテストの仰向けで足を上げるテストで、痛みのある方の足は約30度しか上がりませんでした。健康な方の足は90度まで上がるので、まったく足が上がらない状態です。

2回目の施術の際にはじめて足上げのテストに変化があり、40度まで足が上がるようになりました。

これは坐骨神経の興奮が治まってきている良い反応でこの足が施術とともに上がっていけば、つらい朝の痛みも改善していきます。

3回目の施術の際は治療前から40度まで足が上がるようになっていました。

しかし、施術後も坐骨神経の反応は良くなっているものの足の上がる角度は約40度で変化が見られませんでした。

現在、3回施術を行いましたが、朝の痛みの強さに変化が見られていません。

多くの患者さんは3回～5回の施術で症状が変わってくるのですが、今までの経過を見ていると手強い症状で、足の痛みに変化が出るまでもう少し時間がかかりそうです。

1歳8ヶ月になるお子さんがいらっしゃり、子育ても大変そうで当院へいらっしゃる事ができる日も限られていますが、週2回の間隔で施術を続けておられます。子育てでの体への負担も大きいようです。

症状改善するよう頑張りましょう！！